#02 「着磁ヨーク」ってどんなもの?

着磁の良し悪しを決定する、最も重要な要素。それが着磁ヨークです。着磁ヨークの形状や材質、巻線方法によって着磁パターンが決定します。

着磁パターンが適切でない場合は、モーターのトルク不足やコキングの増加など様々な弊害を起こします。つまり着磁ヨークの性能がモーターの性能に、大きく関わっているのです。

これは、モーターに限ったことではありません。磁石を使ったどんな製品にも、最適な着磁パターンが存在しそれを決定しているのが着磁ヨークなのです。

アイエムエスは、着磁ヨークの専門家として、その重要性を認識し、日々研究を重ねて参りました。高性能な着磁ヨークを、短納期・低価格でご提供する為の努力をこれからも続けていきます。


アイエムエスの着磁ヨーク 5つのこだわり

  1. 着磁パターンのコントロール

    着磁ヨークに求められる一番の性能は、希望通りの着磁ができるかということです。特に、モーターやアクチュエーター、センサ等に関しては着磁パターンの影響は絶大です。現在、製品の小型化・高性能化に伴って、よりシビアな着磁パターンのコントロールが必要とされています。

    アイエムエスでは、最適な着磁波形を出す為に、常に1/100mmまでヨークの形状を徹底的に吟味し設計しております。着磁ヨークの専門家として得てきたノウハウと、最新のテクノロジーが最も活躍するところです。

  2. 耐久性

    着磁ヨークは生産機器ですから、その耐久性は直に製造コストに結びついてきます。ヨークの耐久性を向上させることでお客様の製造コストを下げることができ、同時に大きな信頼を得ることにもつながります。

    そこで、アイエムエスでは、ヨークの耐久性能の重要さを認識し、日々研究しております。着磁ヨークの耐久性には、その発熱が大きく関係しております。当社では、

    1. 熱を出さないために、より小さいエネルギーで着磁が出来る、効率の良いヨークを設計すること
    2. 熱を逃がす為に、放熱効率の良い形状に設計し、水冷装置、空冷装置もあわせて検討すること
    3. 熱に耐えるために、巻線の線種、モールド材の選択に徹底的にこだわること

    を常に念頭におき、その耐久性を日々向上させております。

  3. 補修性

    壊れた着磁ヨークは出来るかぎり補修し再利用することによって、お客様のコストの低減にお役に立てると考えております。その為、なるべく補修が出来るようにヨークを設計しています。

    例えば、ヨークの磁極部分と水冷部を別パーツに、着磁ヨークがパンクした場合は、磁極だけを交換し、水冷部品は再利用します。こうすることによって、新品のヨークよりお安くご提供することが出来るのです。

  4. 作業性

    特に量産用の着磁ヨークでは、作業性の良さと確実性が重要なファクターとなります。ワークが設置しにくかったり、着磁後の取り除きが大変だったりすると使えません。また、ワークの設置の仕方が悪いと着磁不良が出てしまいます。

    当社では、この点も充分に考慮してヨークを設計しております。
    手動の取り出し冶具から、シリンダーを使った自動装置。エアーを使ったワンタッチイジェクト。
    各種センサーによるワークの検出など様々なアイディアと技術により、作業性を向上させています。

  5. 自社製作

    着磁ヨークの性能は製造者の技術によって大きく左右します。細い溝に電線を傷つけずに入れていく巻線作業は、電線の特性を理解し、多くの経験を積んだ職人ならではの技術が必要です。

    この電線の入れ方一つで、性能・耐久性に大きな差が出ます。 その為、着磁ヨークの製作を外注業者に委託するわけにはいきません。

    アイエムエスでは、お客様の意向を営業から設計・製造まで一貫して理解し、満足のいく着磁ヨークを製作するために、巻線からコーティング、仕上げ加工、出荷検査まで全て自社工場にて行っております。