#05 内部インピーダンスとは

基本スペックだけで性能は決まらない!?

着磁という作業を「車にロープを付けて、荷物を引っ張る作業」に例えて見ると、着磁電源が車にあたり、着磁ヨークが荷物にあたります。そして、引っ張るスピードが「着磁電流値」にあたります。速く引っ張れる(着磁電流が大きい)方が性能が良いということです。

単純に考えると、パワーのある車のほうが断然速く引っ張れるでしょう。
しかし、速く引っ張るためには、パワーの他にもう一つ重要な要素があります。
それが、車の車体重量です。

荷物を引っ張るのと同時に、自分の車体も運んでいることになるのですから、当然車体の重量が鍵になります。パワーがなくても車重が圧倒的に軽ければ、トータルで引っ張る重量が軽くなり速く引っ張ることができます。


コンデンサから発生される電流は、電源内部の配線、出力ケーブル、着磁ヨークを流れます。この中で、着磁ヨーク以外の経路の総インピーダンスを「内部インピーダンス」と呼んでいます
コンデンサに充電されたエネルギーは、着磁ヨークのほかに、内部インピーダンスによっても消費されてしまいます。内部インピーダンスの高い電源は、いくらパワーがあっても自分で消費するエネルギーが大きくなり、肝心な着磁ヨークに流れる電流値が少なくなってしまうのです。
逆に言えば、充電電圧やコンデンサ容量などが小さくても、内部インピーダンスを低くすることによって電流値を大きくすることができます。

このように、インピーダンスを低く設計した着磁電源を「低インピーダンス電源」といいます。
他にも、低インピーダンスの利点はあるのですが少し難しい話になるのでここでは省きます。

ここで覚えて欲しいことはただ一つ

「内部インピーダンスは、低い方が良い」ということです。

当社の着磁電源は、全て低インピーダンス設計です。
基本スペックだけでは、着磁電源の性能は決まらないことを是非覚えて下さい。