磁気測定の常識を覆す
世界初の「3次元磁界ベクトル分布測定装置」進化版
モータの高効率化競争が激しくなるなか、目には見えない磁気ベクトルを正確に測定できる唯一の測定器として、エンジニアの方々から高い信頼を得て、頼れる相棒としてその地位を築きました。
そして、様々な分野で新製品の開発が進み、モータ業界だけでなく、自動車業界やセンサ業界、医療、科学の分野でも、MTXは広く利用されています。
MTXで1台で、回転測定からセンサを移動しての直線計測、平面計測、空間計測まで幅広く対応し表示機能も解析機能も充実しています。磁気センサの位置を常に監視する機能等によって、信頼性・再現性の高い測定を可能にしました。
回転装置
標準仕様 |
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回転分解能 0.02°(18000P/rev) |
回転位置決め精度 ±30秒以内(無負荷同一方向回転) |
Y/Z軸移動量 / 分解能 120mm / 0.001mm X軸 移動量 / 分解能 230mm/0.001mm |
繰り返し位置決め精度 ±0.02mm以下 |
対応ワーク 外径測定 〜φ300mm 内径測定 〜φ250mm 平面測定 60mm×60mm×60mm推奨 |
集録データ 磁束密度3軸(Bx,By,Bz)、センサ温度 |
自動計算データ 位置座標(X,Y,Z)3軸合成値、偏角(θxv,θxz,θyz)、伏角 |
測定精度 読取値の±0.5%±3digit(温度を除く) |
測定範囲 2Tモデル:±0.1mT~±2000mT 0.2Tモデル:±0.04mT~±200mT |
温度特性 ±100ppm/℃(typ.)(25℃±10℃) |
A/D変換分解能 16bit |
対応OS Windows10 |
入力電源 AC100V±10% 50Hz/60Hz 3A |
3軸磁気プローブ
3軸磁気プローブ FIP-HM-Sは、スイスSENIS社製のフルインテグレート3軸センサをベース
に、MTX用にカスタムされたIMSのオリジナルプローブです。
根本側にはプローブの接触を高感度に検知するスイッチが組み込まれています。
MTX-6R本体側に準備されたホルダと高い位置再現性を保ったまま取付、取り外しが可能な高性能プローブです。
3軸磁気プローブ標準仕様 |
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先端サイズ W2.0×T0.5×L40(mm) |
感磁位置 測定面からGAP0.25mm 先端からGAP0.3mm |
感磁領域 Bx:0.15×0.01×0.15(mm) By、Bz:0.03×0.005×0.03(mm) |
レンジ/分解能 ±2T(FIP-HM2-5) / 0.1mT ±0.2T(FIP-HM0.2-5) / 0.04mT |
使用温度範囲 ±5℃~+45℃ |
カスタムプローブも制作
高温対応プローブ
FIP-C
最大160℃の温度環境下の使用に耐えられる特殊な3軸磁気プローブです。温度と磁気センサの感度誤差をまとめたレポートも付属します。
超近距離測定対応プローブ
FIP-KM
形状は標準仕様と同じですが、磁気センサ部の保護セラミックスがついていないモデルです。 表面を覆うセラミックスを外したことで、磁気センサを対象物に極限まで近づけることが可能です。条件によっては、マグネット表面から「GAP0.1mm」という近接での測定を可能にします。
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