ピーク電流計 PHSシリーズ

外付け着磁電流計のスタンダード

・オートトリガ機能で簡単測定
・センサに出力ケーブルを通すだけの簡単設置
・豊富なオプション機能
ピーク電流計(着磁電流計)とは、着磁電流の最大値を測定する計測器です。着磁には電流管理が必須ですが、古いタイプの着磁電源には電流計がついていなかったり、アナログ式のために正確な値が読み取れなかったりします。ピーク電流計「PHS」シリーズは、どんなタイプの着磁電源にも簡単に設置が可能で、電流が流れた時に自動的に、その最大値をホールド表示します。

仕様

型 式 PHS-(オプション記号)
測定範囲 0.5KA~50.0KA
トリガ オートトリガ(0.3KA以上)
入力電源 AC90~240V
入力電源 AC90V~240V 50/60Hz
オプション記号 無記号:スタンダード
C:コンパレート機能
O:電流波形出力端子
B:警報ブサー

なぜピーク電流計が必要なのか?

  1. 着磁は電流で決定する

    発生磁界の強さは、「A・T(アンペア・ターン)」つまり「電流×巻数」で決定します。
    着磁ヨークが同じなら、巻数は同じですから「電流」によって磁界の強さが決まります。
    すなわち、着磁は電流によって決定するのです。

  2. 着磁電源によって流れる電流が違う

    着磁電源の内部インピーダンス(内部抵抗)には個体差が有ります。
    それ故、全ての着磁電源で、同じ電圧に充電したとしても流れる電流値はバラバラです。
    つまり電流を管理するには、ピーク電流計が絶対必要なのです。