「着磁電源」ってどんなもの?
着磁電源とは
磁石を「磁石」にするためのエネルギー源
「着磁電源」という言葉を初めて聞く方も多いかもしれません。
簡単に言うと、磁石材料に磁気(磁界)を与えるための電源装置です。
磁性材料を磁石にするには、その外部から強い磁界をかける必要があります。
この磁界を発生させるには、着磁ヨークや着磁コイルに非常に大きな電流を流さなければなりません。
場合によっては、30,000アンペア(30kA)以上もの電流が必要になります。
その巨大な電流を生み出す装置――それが「着磁電源」です。
着磁電源の種類
着磁電源には、大きく分けて次の2種類があります。
直流タイプ:電流を連続的に流して着磁する方式
パルス電流タイプ:瞬間的に大電流を流して着磁する方式
現在の主流は、構造がシンプルでコスト効率の高いパルス電流タイプです。
通常「着磁電源」と言えば、このパルス方式を指します。
パルス式着磁電源の仕組み
パルス式は、まずコンデンサ(蓄電器)にエネルギーを充電し、それを一気に放電して短時間で強力な磁界を発生させます。
イメージとしては、ダムに貯めた水を一気に放流するようなものです。
この構造から「コンデンサ式着磁電源」とも呼ばれています。
後者の方が、構造的に安価に製作できる為、現在の着磁電源の主流となっており、通常着磁電源といえばパルス電流タイプを指します。
その原理は、まずコンデンサにエネルギーを充電し、たっぷり溜まったところで一気に放電するというもので、ダムの水を一気に放流するようなイメージです。
この構造から「コンデンサ式着磁電源」とも呼ばれています。
高速パルス着磁電源HSP