磁気測定に必要なもの

総磁束量、磁束密度の測定には専用の磁気計測器が必要

 ①総磁束量測定(フラックス測定)

◎フラックスメーター & サーチコイル

フラックス測定にはフラックスメーターとサーチコイルがセットで必要です。
フラックスメーターとは、サーチコイル内でマグネットを動かすことで、コイル内の磁束に変化を与え、出力される電圧値を演算し総磁束量を表示する測定器です。
総磁束量は、マグネット全体の磁束量を表すので、簡単にいえばそのマグネット全体の強さです。
フラックス測定を行うことでそのマグネット全体の着磁量がわかります。
マグネットの仕様によって、専用形状のサーチコイルが必要になったり、着磁ヨークをサーチコイルとして使用することも可能です。

サーチコイルとフラックスメーター

関連リンク

フラックスメーター詳細ページ

サーチコイル詳細ページ

 ②磁束密度測定

◎テスラメーター(ガウスメーター) & 磁気プローブ

テスラメーター(ガウスメーター)とは、先端に磁気センサが埋め込まれている磁気プローブを使用し、磁束密度の値を出力する測定器です。
この磁気プローブの磁気センサ面に対して垂直にかかる磁束密度に比例した電圧を検出し、値を表示します。
測定したい箇所にセンサを当て、そのポイントの磁束密度を表示します。

テスラメーター(ガウスメーター)はホール素子を用いたホール効果を利用したものが一般的です。
ホール素子は、磁気を感知する領域が決まっており、かつ非常に小さいものが多いので、磁束密度をピンポイントで計測することが可能です。
ホール素子の感磁領域を測定したい位置に置き、測定したい磁束密度の方向に合わせることで、局所的な磁束密度を検出することができます。

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テスラメーターとガウスメーターは磁束密度の単位の違いのみで、同じ磁束密度の測定器です。 SI単位系のテスラ【T】とCGI単位系の【G】になります。 1【T】=104【G】の式で換算することも可能です。
テスラメータと磁気プローブ・磁気センサ詳細説明

②磁束密度測定

◎マグネットアナライザー

マグネットアナライザーとは、磁気を検出するテスラメータと、磁気センサを正確に移動させる移送機構、そして、磁気センサからの信号を連続で記録・表示できるデバイスから構成されています。
永久磁石を回転させながら、あるいは磁気センサを移動させながら連続的に磁束密度の計測をおこない、測定位置情報と磁束密度をデータ化します。
それをディスプレイに表示することで、目に見えない磁界を可視化することができます。

例えば、磁気センサを板状のマグネットの表面を直線に動かしながら測定をすることで1ラインの磁束密度の分布を確認することができたり、リング状のマグネットであれば、マグネットを回転させながら測定することで、どのような分布になっているかの確認もできます。

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